【背中スイッチ】
『抱っこしている時はスヤスヤ寝てくれるのに、布団やベッドに寝かせると起きてしまうこと』
背中がベッドに着地した瞬間スイッチON!今までの寝かしつけの時間はなんだったのか・・・・。
実は、私、2人この月齢を経験していますが、この『背中スイッチ』には悩まず、通りすぎました。
というわけで、「悩んだ視点」では書けず。このコラムでは私の方法を。
1人目の長男を出産した産婦人科は『まんまる育児』を推奨している産婦人科。
トコちゃんベルトで有名な助産師の渡部信子先生が考案された手法。
「おなかの中にいる体制が一番赤ちゃんにとって、安心安定。生まれてきてからもその環境で心地よい成長を♡」というもの。
確かに、おなかの中で、ギューッと羊水の中でフワフワと『まんまる』な体制で過ごしてきたのに、生まれてみると固い板状の場所で寝んねって、居心地悪いかもなぁと。
そして、この『まんまる』な態勢が、発育にも良いとのことで、1人目の長男も2人目の長女もこの『まんまる育児』で乳幼児期を過ごしました。
寝ている時は、産婦人科で【寝床の作り方】を教えてもらっていたので、その寝床で寝んね。
大人用の毛布やブランケットで簡単に作れるので、寝床にも、リビングにも作って置いていました。
クッションと違って、簡単に洗えるので、汗かいたり、吐いたり、おむつ漏れしたりと、汚れが気になるこの時期にはとても重宝しましたよ。
そして、外出先でもどこでもその場で作れるのが良いところ。
里帰りされる方とかも、ご実家の毛布で作れます。
【寝床の作り方の紹介】
※メルちゃんサイズで、ハーフブランケットを更に半分に折った状態からスタートしています♡

①両端を内側に1回折る(真ん中は少し空けておく)

②上下も1回、内側に折る

③上下共に、もう1度内側に折る

④ひっくり返して折り目を下にしたら完成♡

※①で隙間を作った部分が凹みに。ここを調整したら、角度が調整できますよ。

※メルちゃんが寝るとこんな感じで完成


これを、大人用の毛布など大判のもので作れば、赤ちゃん用になりますよ^_^

あとは、この寝床への寝かせ方。
ついつい「お尻」から着地させてしまいがちなのですが、「お尻」って赤ちゃんが支えられると安心する部位なので、ここから着地すると不安になりがち。
なので、「お尻」から着地するのではなく、
『頭⇒背中⇒お尻』の順番で。
そして、その間は、片手はお尻を支えたまま。そして最後に、寝床でも眠れているのを確認してそぉーっとお尻を支えていた手を抜きます。
ベッドや布団に直接寝かした時と違い、毛布で作ったくぼみのある寝床から手を抜くので、スムーズに抜くことができますよ。
授乳クッション等の方法もよく紹介されていますが、角度が調整しにくいし、厚みのあるクッションやビーズクッションの場合、埋もれてしまい、窒息の危険性等も怖かったので、私は毛布で作っていました。
そして角度に、注意が必要!
この『まんまる育児』って、実は大切なアイテムがあります。それは『マイピーロネオ(首枕)』。
『まんまる育児』を推奨していた長男の産婦人科は、この『マイピーロネオ(首枕)』が出産時の産院からのプレゼントグッズに含まれていたほど。

つまり『よかったら買ってくださ~い』ではなく『まんまる育児をおススメするので、これを使ってくださいね』というもの。
※理由は、首が座っていない赤ちゃんに対し角度をつけた寝る姿勢は、あごが引けて息苦しくなるから。
ですので、もし、この『マイピーロネオ(首枕)』を購入しないのであれば、似たものを作るか、角度を浅~く「少し、お尻の部分がヘコむ」程度ぐらいにするなど、赤ちゃんの呼吸の妨げにならないよう、十分配慮が必要と思います。
そして、体重で沈み込むことも怖かったので、毛布の上に、必ずバズタオルやガーゼタオルなどを敷いていました。
熱がこもらないように気を付ける為にも、通気性の良い素材のを敷いて。
特に、私自身トコちゃんベルトを使っていたわけでも、まんまる育児を読み込んだわけでもないですが、この方法で、我が子が心地よさそうにいつも寝ていたのは事実。
ですので、成長によく、子供にもあっているこの方法で2人とも『背中スイッチ』を発動することなく、成長しました。
ただ、この方法は、赤ちゃんをタオルで直接くるむ『おひなまき』の方法とともに、賛否あるのは事実です。
睡眠時の対処方法ですので、医学的立場からの発言や注意点については、他の方がサイトに掲載しています。
私は、必ず何かを試す時、「メリット」も「デメリット」も確認して試すようにしています。
というのも、育児に正解はないといわれるように、何事においても賛否あるわけで。
ただ、「何事においても賛否あるから」ではなく、「何を危険性ととらえているのかな?」ということを知ることは、赤ちゃん自身が自分で危険を回避することのできない子育ての環境においては、とても大切なことであり、自分自身の漠然とした不安を取り除く方法でもあると思っているから。
『まんまる育児』に興味のある方へ、書籍も出ています。ご参考まで。